SHIBUYA109エンタテイメント クロスメディア事業 御中
過去の判断事例・媒体ごとのレギュレーション・関連法令をためておき、企画の内容を入れると「似た事例」「確認すべき点」「実施できそうな線」を出す仕組みです。
担当者の経験に頼っている判断を、誰でも同じ材料から始められる形にします。
作成
モノリス株式会社 2026年10月20日
金額は税別・予算取り用の目安です。正式なお見積りではありません。
デジタル整理券のご提案と同じ考え方(事務局運用・東急の審査基準)で組んでいます。
いま起きていること
1 判断が人につく
「この企画は館でやってよいか」は、規約と法令の解釈だけでは決まりません。過去にどう対応したかを知っている人でないと判断できず、経験の浅い担当者は答えに時間がかかります。
2 探す手間が大きい
判断の材料は過去のメールや対応履歴に残っていますが、必要なものを探し出すのに時間がかかります。結果として、似た企画でも毎回ゼロから検討しています。
3 これから増える
クロスメディア事業が広がると案件数が増え、確認と判断の負担はさらに大きくなります。人を増やしても、経験は急には増えません。
いただいたご相談
「過去の判断事例や媒体ごとのレギュレーション、関連法令をAIに蓄積し、企画内容を入力すると、過去の類似事例・判断に必要な確認事項・想定される実施可能ラインを提示して、一次判断を支援する仕組みを作りたい」
代理店からの企画相談。規約に書いていない部分をどう判断するかは、担当者次第になっています。
こう変わります
画面のイメージ(事例と規約は例です)
似ている過去の事例
実施化粧品のサンプリング配布(春)。条件は、配布を区画内に限り、通路にはみ出さないこと。
実施購入者向け抽選会(冬)。条件は、景品を景品表示法の上限内にし、当選発表を館内で行うこと。
見送り音を出す抽選演出(夏)。館の音量の規定に合わなかった。
確認すること
景品の上限(取引額に応じた上限と総額)/配布物の表示(化粧品の成分表示)/区画と動線/音や呼び込みの規定
実施できそうな線
配布は区画内、景品は上限内、抽選は音を出さない形なら、条件付きで実施できた例と同じ範囲に入ります。根拠は事例3件と、店頭イベントスペースの規定2か所です。
1 入れる
代理店から来た企画の内容を、そのまま文章で入れます。企画書の添付でも構いません。
2 材料が出る
似た事例、確認すべき点、実施できそうな線が、根拠(どの事例・どの規定か)付きで出ます。数分で、誰が入れても同じ材料が出ます。
3 人が決めて、記録する
担当者が可否を決め、その結果を一言で記録します。記録は次の事例になるので、使うほど材料が増えます。
可否を決めるのは担当者のままです。AIは「過去にどう判断したか」を探して並べる役です。
SUMMARY
1 できること
過去の判断事例・媒体のレギュレーション・法令をためて、企画を入れると「似た事例」「確認すべき点」「実施できそうな線」を根拠付きで出します。可否を決めるのは担当者です。
2 いちばん大事なこと
この仕組みの賢さは、ためた事例の量と質で決まります。最初に過去のメールと対応履歴から事例を100件ほど抜き出して型にする作業を、段階0として最初に置きます。
3 費用感(税別)
段階0の棚卸しを含めて本体230〜300万円。企画ニーズの分析まで入れて280〜380万円。整理券と同じ事務局・同じ審査基準で動かせます。
この資料の流れ
仕組みの全体像
AIの役割の線引き
出すもの
出さないもの
精度の上げ方
最初の精度は、段階0でためる事例の量で決まります。その後は、担当者が可否と条件を一言で記録するだけで、次の似た企画の材料が増えます。月に1回、「材料が足りなかった企画」を見て、足りない規定や事例を足す運用を事務局と決めます。
担当者は材料を見て決めるだけ。探す時間が、考える時間に変わります。
企画内容の扱い(情報の守り方)
名簿にならない情報です
扱うのは企画の内容と判断の記録で、来館者の個人情報は入りません。整理券の「名簿を持たない設計」と同じく、漏れて困るものを増やさない作りにします。
見られる人を限る
担当者と事務局がログインして使います。代理店ごとの企画内容は、担当者の範囲に応じて見える範囲を分けられます。
判断の基準が記録に残ること自体が、属人化の対策であり、監査への備えにもなります。
進め方
段階0でやることが、いちばん効きます
AIの部分は既に世の中にある技術で、難しくありません。難しいのは「過去にどう判断したか」を人の頭から取り出して型にすることです。ここを担当者と一緒にやるので、段階0は打ち合わせ中心で進みます。事例が100件あれば、最初から実用になる見込みです。
整理券との並行
段階0は整理券の設計(〜3月)と同じ時期に、同じ事務局と進められます。本体は整理券の後に回しても、先にしても構いません。どちらも同じ審査基準で通します。
たまったデータの二次効果
媒体別・企画の種類別の相談件数(表のイメージ。数値は例です)
レギュレーションの見直し
「見送りが多い理由」が数で見えるので、規定のどこを緩められるか、どこは守るべきかを根拠付きで議論できます。
商品開発の材料
相談が多いのに受けられていない企画の種類は、新しい媒体の売り方(パッケージ)の候補です。代理店への提案にも使えます。
判断を速くする仕組みが、そのまま「代理店が何を求めているか」のデータになります。整理券の会員データと合わせると、来館者と広告主の両方が見えます。
費用感(税別・予算取り用の目安)
| 段階 | 内容 | 開発費 | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 段階0 | 過去の事例を集めて型にする(打ち合わせ中心・媒体規定と法令の整理) | 30〜50万円 | 3〜4週間 |
| 段階1 | 検索と一次判断の画面、記録、権限、審査対応、説明会 | 200〜250万円 | 2〜3か月 |
| 段階2 | たまった企画のニーズ分析(集計表・見直し会の資料) | 50〜80万円 | 3〜5週間 |
| 合計 | 全部そろえた場合 | 280〜380万円 | まずは段階0+1で230〜300万円 |
別枠(実費): セキュリティ診断が必要な場合 約26万円/回(整理券と同じ年に受けるなら1回にまとめられます)。
参考: 既製のAI検索との違い
社内の文書やメールを検索できるAI(Microsoft Copilotなど)でも「過去のメールを探す」ことはできます。ただ、判断事例を「媒体・企画・条件・結果」の型にすること、媒体の規定を構造にすること、担当者の最終判断を記録して次に効かせること、ニーズを集計することは、作る必要があります。この資料の費用は、その部分です。
月々の保守は3つから選べます(税別/月・サーバー実費込み)
| プラン | 月額 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| ミニマム | 3万円 | サーバー・監視・バックアップの実費+障害時の復旧(営業時間内)。「止まったら直す」だけ |
| 標準 | 5万円 | ミニマム+月1回の点検・軽微な修正(月2時間)・規定や法令の更新の反映 |
| 充実 | 8万円 | 標準+月1回の見直し会への同席・改善枠(月4時間) |
整理券の保守と一緒にする場合は、2つをまとめて1つのプランにできます。
AI利用料(従量)
AIの利用料は、使った分だけかかります。企画の内容と関係する事例・規定を読ませて答えを書かせると、1件あたり約50円です(最上位のAI、Claude Fable 5.1の公式料金で計算しました)。月300件まで使っても月1〜2万円の見込みです。契約は109さまでも当社経由でも構いません。
投資案への入れ方
| デジタル整理券 | 企画の実施可否 一次判断支援AI | |
|---|---|---|
| 誰のため | 来館者と主催ブランド。列を無くし、会員を貯める | 担当者と事務局。判断を速くし、ノウハウを残す |
| 動かす人 | 業務委託先の事務局 | 同じ事務局と担当者 |
| 審査 | いま進めている基準・年1回 | 同じ基準・同じ年1回にまとめる |
| 初期(税別) | 本体250〜300万円(①〜⑥+会員の土台) | 段階0+1で230〜300万円 |
| 月々 | ミニマム3万円〜 | ミニマム3万円〜+AI利用料1〜2万円(2本まとめて1プラン可) |
| 時期 | 4月開発→5月試行→6月末 | 段階0は〜3月(整理券の設計と並行)、本体は4月以降 |
| 共通の土台 | 案件(催事)の情報、事務局のログイン、審査資料、保守。2本を同じ基盤に載せるので、別々に作るより安く済みます | |
投資案での見せ方(ご提案): 「クロスメディア事業の業務基盤」として、来館者向け(整理券)と社内向け(一次判断AI)の2本立てで。初期は合わせて480〜600万円、月々は合わせて5〜8万円+AI利用料、の形です。段階0だけ先に始めて、本体は来期の判断にする分け方もできます。
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